 |
■2006年の7月。ラティアスはお母さんになるために、人間のように、背中を丸め、
苦しんでいました。
■病院のレントゲンで3匹だと言われたとおり、
1時間ごとに1匹と無事に3匹のお母さんになりました。
でも、出産が終わったと思い、“おめでとう。ホントにお疲れ様”と、体を拭いてやっていると
ふたたび苦しみ始めたのです。
■朝5時過ぎでしたが、様子が変なので、あわてて先生に電話をすると
“もしかすると、もう1匹いるかもしれませんね”
■1時間ほど苦しんだ後、もう1匹がでてこようとしました。でも、半分ほどで止まってる!
いつも、テレビで動物関係は必ず見てしまう私は、テレビで同じような光景を見たことがあり、
体を引っ張り出し、羊膜をひき裂きました。が、ピクリとも動きません!
■半泣きでふたたび先生に電話。“体を振って”“摩擦してあたためて”
それでも、息を吹き返しませんでした。
このままでは、しんでしまう!!
■それから、見よう見まねで何度か口づけて羊水を吸出し・・体をさすって・・
20分以上繰り返したでしょうか? ピクリと体がわずかに動きました。
それがアリスです。 |
 |
■この子は、4匹の中ではバーニーズには見えない模様で・・
まるで牛柄。その日から子供たちに“うっしー”と呼ばれ始めました(笑)
■4匹とも女の子で、ラティアスも4歳にして初めての子育てをがんばりました。
■2度、交配して失敗し、あきらめていましたが、ブリーダーさんのご厚意で無料で
3度目のチャレンジをさせていただき、こんなに幸せな結果を得ることができました。 |
 |
■ところが、生まれたばかりの時には気づきませんでしたが、この子の骨格はとても異常でした。
■胴体の部分が、まるで箱のように四角いのです。
■獣医の先生は“レントゲンに写らないような場所にいたわけですからね”初めてのケースです。
と、応急処置でテーピングを施してくれました。
|
 |
■4匹とも、すくすくと成長していく中、またひとつ、異変に気づきました。
■目が開いてくるようになると、どうも“うっしー”の目だけ、片目の色が違うのです。
■オッドアイだ! 見えるのかしら?
見えてはいるようですが・・・さらに・・追いうちをかけるように・・
■他の3匹が立つようになっても、“うっしー”はカメのようにはいずるのです。
ノコノコと・・。“一生立てないかも知れない”と先生に言われた時は
泣いてしまいました。 |
 |
■みんな、私の大好きなバーニーズ独特の、ちょっと勝気で、やんちゃな目をした子犬に成長。
■30日を過ぎると、ブリーダーさんが引き取り先の相談においでくださいました。
でも、相変わらず歩けない“うっしー”を見ると“この子は可愛そうだけどシマツした方がいい。
大型犬の歩けない子を育てていくのは、なまはんかなことじゃないよ” |
 |
■私たちにそんな決断ができるわけがありません。
■子供たちとも良く相談をして、この“うっしー”を手元に置くことに決めました。
■名前も“うっしー”じゃかわいそう。
不思議な目なので、そのまんま“不思議な目のアリス”
■けれど、みんなの懸念をよそに、アリスは成長するにつれ、骨格の異常も
見られなくなり、みんなよりひと月ほど遅れて、立てるようになりました。
■ただし、レントゲンで見てみるとやはり、両足の付け根の部分の骨が
外れ気味で、なにかの拍子に、立てなくなったり、うさぎのように、ぴょんぴょん
跳ねながら階段を登ったりします。
でも、力いっぱいでなくても、アリスは走れるようになりました。 |